ジオデモグラフィクスとは、どのような意味を表すのでしょうか。役立て方や内容について見ていきましょう。
ジオデモグラフィクスとは、「ジオグラフィック(地理的属性)」と「デモグラフィック(社会経済的属性)」を組み合わせた造語のことです。顧客や年齢・職業といった属性はデモグラフィックで分類し、住所や地域情報といったジオグラフィックデータをそこに結び付けたものを「ジオデモグラフィクス」と呼びます。
顧客分析において、顧客の心理特性なども欠かせませんが、地域によって気候や人口密度といった条件がことなるため、ジオグラフィックはマーケティングの初期段階で多く用いられています。
ジオグラフィックに使われる統計データの多くは、総務省統計局のサイトから国勢調査のデータをダウンロードしたり、地理情報システムのGISを活用したりして収集が可能です。
デモグラフィックは、社会経済的属性を軸とした、人口統計学的なデータのことをあらわします。
こうしたデモグラフィックデータは、顧客を属性ごとに分けるのに有用とされており、商品の開発から販売、既存商品を改善する方針決めなど…。店舗ビジネスの成長を目的としたあらゆる場面で役立てられています。
データのリサーチは、国が収集した公的データやレポート閲覧の他、独自アンケートによる市場調査などでも行われます。
例えば折り込みチラシなどをポスティングしたり、看板を立てたりといった販促活動を行う場合、自社顧客に類似した潜在顧客が多いエリアを絞り込むことで、販促エリアを事前にターゲットすることができます。
店舗に直接誘導したい場合、店舗から商圏内への各町丁目への距離をもとにして、店舗から最も近いエリアに店舗への誘致を目的とする販促活動を行うことができます。逆に店舗から遠いエリアの顧客には、ECサイトなどを使った購買を促すなどして、それぞれの顧客に適した販促活動が可能になるでしょう。
企業によっては顧客データを保有していないorしても分析できないケースも珍しくありません。そういった場合、店舗や周辺に来訪した人のスマートフォンから取得できるGPS位置情報を顧客データと同じように分析対象とすることで、顧客プロファイリングが可能になります。
ジオデモグラフィックをもとに消費特性を分析することで、富裕層ならではの消費特性についてリサーチできます。例えば地域特性によって、消費欲求が高い富裕層や、高級家電・家具といった品を好む富裕層など、様々な顧客層が潜在していることが分かります。
例えば以上のような特徴を持つ世帯は、高所得層が集中しているというデータも見られます。こうした特性を持つ住民と地域を分析することで、ピンポイントに満足感・高級感を得られるサービスを提供することが可能になるでしょう。
また、郊外住宅地におけるジオデモグラフィクスをもとに消費特性を分析すると、以下の特徴を持つ世帯は比較的裕福な家族層」が集中している地域であることが分かります。
世帯収入が平均以上の水準にあり、経済的に安定しているという地域特性を考慮すれば、「特価品よりも品質をやや重視した買い物を好む」という特性が見て取れます。
ただし一軒家のローンや子どもの教育費などの背景を考えれば、日常品に高級品を使用する頻度は少ないことが予想できます。
つまり「持続可能な生活スタイル」を追及していることが、郊外住宅地のファミリー層から考えられるのです。

引用元:Cinarra Systems Japan公式HP(https://cinarra.co.jp/)

引用元:ナイトレイ公式HP(https://cityinsight.nightley.jp/)

引用元:KDDI(https://k-locationanalyzer.com/)
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